今回は墜落制止用器具(安全帯)の交換・廃棄基準について御説明していきます。
墜落制止用器具は日頃からの器具の管理をしなければなりません。
管理方法は主に1・使用前の点検 2・定期点検 3・有効使用期限ごとの交換を管理していきます。
使用前点検箇所 以下1つでも該当あれば、使用中止
- ベルト:摩耗・擦り切れ・破断・溶融・変色
- バックル:変形・損傷・サビ
- ショックアブソーバー:カバー破損・擦り切れ・切断箇所・墜落など大きな負荷済
- 縫製部:摩耗・縫糸切断
- ベルト通し:き裂・摩耗・欠損
- 環類:変形・摩耗・傷・き裂・サビ
定期点検
使用前点検に同じ 点検については、専門知識を有する人が望ましい。
有効使用期限 期限ごと交換
- ハーネス・安全ブロックなど 使用開始から3年以内
- ロープ・ランヤード・ストラップ 使用開始から2年以内
下記に取替基準の資料をご参照願います。
藤井電工株式会社 墜落制止用器具取替基準より抜粋
https://www.fujii-denko.co.jp/wp-content/themes/fujii/images/fall-prevention/replacement/pdf01.pdf
まとめ
墜落事故・災害を防止するためには、常に安全な状態を確認し、御使用されることが重要です。未然に事故を防ぐためにも、必ず点検し、安全に作業できるよう心がけましょう。ご安全に!