玉掛ワイヤで吊り荷をチョーク(絞り)吊りする場合、注意するポイントがあります。
ポイント1
玉掛ワイヤは必ず2本以上でバランスを取り、吊り角度60度以内で作業しましょう。
ポイント2
2本チョーク吊りの絞る方向は、必ず左右反対にしましょう。
吊り荷にテンションが掛かる際、絞られていくと縦方向に滑りが発生します。荷が回転してしまう危険も伴いますので、絞る方向は逆向きにし、2本のワイヤにかかる力を均等にしましょう。
ポイント3
玉掛ワイヤでのチョーク(絞り)吊りは浅絞り。
ワイヤロープを深絞りすると、ワイヤが擦れ合い、破断や強度低下の危険を生じます。
ワイヤロープは浅く絞りましょう。またチョーク吊り専用の金具もございます。
より安全な玉掛作業を心掛けていきましょう。
チョーク吊りセット品URL
https://dougu-ya.com/?mode=grp&gid=2660864
下記、繊維スリングURL
https://dougu-ya.com/?mode=grp&gid=904569
まとめ
ワイヤロープは極度な曲げや圧痕には弱く、一度でも局部損傷した箇所をもとに戻しても強度は低下したままになります。
玉掛ワイヤロープでチョーク(絞り)吊りをする際、ワイヤロープの曲げ強度低下も考慮しましょう。
下記、ワイヤロープのD/d 曲げ応力による強度低下
ご安全に!