2022年1月から墜落制止用器具(安全帯)は、フルハーネス型・胴ベルト型を作業内容に応じて使用する事が原則となりました。
今回は、墜落制止用器具の推奨交換時期(耐用年数)について説明致します。
墜落制止用器具の有効・使用期限について、具体的に定められた法律や法令はありませんが、日本安全帯研究会では、自主的な交換基準を設けております。
推奨有効使用期限
●フルハーネス・安全ブロックは使用開始から3年
●その他ロープ、ランヤード、ストラップについては使用開始から2年
交換時期の推奨理由
墜落制止用器具の主要部は、合成繊維を用いていますので、摩耗や紫外線の影響に依る劣化が考えられるからです。
また、墜落制止用器具の使用環境は多岐に亘り、使用条件にも違いがありますので、交換時期については、御使用条件を加味した各々毎の耐用年数(廃棄基準)設定をしましょう。
一度でも大きな荷重を受けた器具ついては、使用しないで下さい。
まとめ
墜落制止用器具は、いざという時に安全に使用出来なければなりません。
使用前には必ず点検を行い、定期点検も実施しましょう。取替基準に従い、管理者・作業者が点検を行いましょう。
使用期限内であっても、作業者の安全を最優先させ、状況に応じて早めに交換するようにしましょう。
また、予備品を保管しておき、更なる安全準備へ繋げておくのも対策の1つです。
ご安全に!
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