玉掛ワイヤーを選んでいると、「6×24」や「6×37」という表記を目にすることがあります。
「この数字は何?」
「6×24と6×37は何が違うの?」
今回は、玉掛け作業でよく使用される6×24と6×37の違いについて、分かりやすくご紹介します。
そもそも「6×24」って何?
玉掛ワイヤーは、1本の太い鉄線でできているわけではありません。
細い鋼線を何本もより合わせて作られています。
この細い鋼線を「素線(そせん)」と呼びます。
素線を何本もより合わせて「ストランド」という束を作り、さらにそのストランドをより合わせて、1本のワイヤーになります。
6×24の場合
「6」=ストランドが6本
「24」=1本のストランドが24本の素線でできている
という意味です。
6×37なら、ストランドは同じ6本ですが、1本のストランドを37本の素線で作っています。
6×24と6×37、何が違うの?
大きな違いは、素線の太さと柔らかさです。
| 比較項目 | 6×24 | 6×37 |
| 素線 | 比較的太い | 比較的細い |
| 柔軟性 | ○ | ◎ |
| 摩耗への強さ | ◎ | ○ |
| 取り回し | ○ | ◎ |
| 破断荷重 | ○ | 比較的高い |
| 主な特徴 | 一般的な玉掛けに多い | 太径・柔軟性を求める場合 |
6×24の特徴
6×24は、一般的な玉掛け作業で広く使用されている構成です。
6×37と比べると1本1本の素線が太いため、外部からの摩耗に対して比較的強い特徴があります。
玉掛ワイヤーとして幅広く使用されている、一般的な構成です。
6×37の特徴
6×37は、6×24よりも細い素線を多く使用しています。
そのため、柔軟性が高く、曲げやすいのが特徴です。
特にワイヤーが太くなってくると、ワイヤー自体が硬くなり取り回しにくくなります。
そのような場合に、柔軟性の高い6×37が使用されます。
破断荷重はどちらが強い?
同じ径・同じ種別のワイヤーで比較すると、一般的には6×37の方が6×24より破断荷重が高くなります。
ただし、「破断荷重が高いから6×37の方が良い」ということではありません。
6×24は摩耗への強さ、6×37は柔軟性と破断荷重にそれぞれ特徴があります。
使用する場所や条件によって使い分けることが大切です。
また、ここでいう「破断荷重」は実際に吊ってよい重量ではありません。
玉掛ワイヤーには安全率があり、実際に使用できる荷重はワイヤーの径や吊り方、吊り角度などによって変わります。
【ポイント】玉掛ワイヤーは重量だけで選ばない
玉掛ワイヤーを選定するときは、吊り荷の重量だけでなく、
- 吊り荷の重量
- ワイヤーの径
- ワイヤーの長さ
- 吊り本数
- 吊り角度
- 吊り荷の形状
- ワイヤーが接触する場所
なども確認します。
特に2本吊りなどの場合、吊り角度が大きくなるほどワイヤー1本にかかる張力が大きくなります。
また、吊り荷の角にワイヤーが直接当たる場合は、ワイヤーを傷める原因になりますので、必要に応じて当て物などで保護してください。
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「どの径を選べばいいのか分からない」
「6×24と6×37のどちらがいい?」
「長さはどのくらい必要?」
など、選定でお困りの場合はお気軽にお問い合わせください。
まとめ
6×24と6×37の違いを簡単にまとめると、
6×24 → 素線が比較的太く、摩耗に強い。一般的な玉掛け作業で広く使用される
6×37 → 素線が比較的細く、柔軟性が高い。同径では破断荷重も比較的高い
となります。
どちらが優れているということではなく、使用する場所や条件に合わせて選ぶことが大切です。
ご安全に!
道具屋.com吊太郎の呟き 